• 国際ロータリー第2660地区 大阪イブニングロータリークラブ

日 時:2024年11月14日(木)~17日(日)
参加者:副会長、国際奉仕委員長、ロータリー財団委員長、ゲスト2名

私(国際奉仕委員長)がフィリピンを訪れて20年目となります。初めて訪問した時は、色々な意味でカルチャーショックを受けました。その時からこちらでの国際奉仕活動は、私のライフワークとなりました。今回初めて参加された会員ご夫妻が、どんな印象を持たれたのか大変興味あるところです。また、今回はちょっとしたトラブルがあり、私にとってとても印象に残った訪問でした。

11月14日

会員、ゲスト計4名は関西空港より、気温30度を超えるマニラへ足を踏み込みました。空港へはTan会長が出迎えに、さっそく宿泊場所へ。ホテルでは前日に到着済みの1名と合流しました。この日は、マカティセントラルロータリクラブ(RCMC)のTan会長とPP Mike、PP Goさん夫妻、Tisaらと夕食を楽しみました。1年の穴を埋める如く、会話が途切れませんでした。

11月15日

12回目となるAntipolo the Missionary of Charityへ Mr. Jun Capistranoのご協力のもと訪問してきました。朝8:30よりスーパーマーケットへ行き、寄付の品物を調達し約1時間のドライブで教会に到着。米150Kg、砂糖、油、粉ミルク、缶詰、オムツ、お菓子など寄付しました。
こちらでは、初参加の会員夫妻が熱心にシスターと話をしていました。小さな子供たちは、二人に近づきごく自然に触れあっていました。さすが職業柄というか、惹きつけるものがあると思いました。
その後は、生前お世話になったYoko Capistranoさんのお墓参りに。そして、Junさんとフィリピン料理でランチ。日本人好みの味で、全員満足しました。Junさんとは多くの話題で話に花が咲きました。毎年のご協力に感謝しております。

夕方よりマニラホテルでのRCMCの第39回創立記念パーティに参加しました。来客にはグロリア・アロヨ フィリピン元大統領、バンコクとフィリピンの地方姉妹クラブの方々がおられました。ステファニー A. アーチックRI会長とパトリック・イークスRI理事よりビデオで式典挨拶、元大統領よりの祝辞、チャーターメンバーへの表彰など厳かに行われました。当クラブからは財団委員長が堂々としたスピーチを務めました。そしてお土産の交換など式典は続き、その後は歌にダンスと夜遅くまで交流を深めました。

11月16日

午前9時30分に出発。1時間ほどのLas Piñas City Barangay集会場にて、「First 1000 Days 」プロジェクトに今年も参加してきました。Bangkok Siammin RCのメンバーも一緒でした。またスタッフとは顔見知りで再開を喜びました。この日は受益者である母36名とその子供達です。ビデオでのレクチャーの後、食事、お菓子などを配りました。このプロジェクトは、徐々にフィリピンの多くの地域に広がりをみせています。まだまだ、資金的にも知識的にも乏しい母子がいる現状を手助けする試みです。子供たちの健康な成長を補助するものです。

◆ First 1000 Days(人生の最初の1000日)とは:胎内にいる時から2歳の誕生日までの“人生最初の1000日”に適切な栄養を取り、ケアを受けられれば、子どもが病気にかかりにくくなり、命や成長を守られる。そのために支援し、推進する場を提供してくプロジェクト。当クラブはこのプロジェクトに本年度も協賛しました。

さて、このプロジェクトも終わりを迎えた時、突然に副会長の体調が崩れ椅子に座り込みしばらく動けなくなりました。皆で様子を見ていましたが、大きなダメージがないようなので昼食会場に向かいました。念のため、昼食の間はゆっくりと休まれていました。なお、この昼食時間の話題は、今まさにマニラ方面に上陸しようとする大型台風のことです。予測では明日の午後2時頃らしく、まさに私たちのフライト時刻にあたります。そこで、昼食の後は速やかにホテルに戻りました。副会長の体調と台風来襲のトラブル対策です。果たして、財団委員長夫妻は素早い判断と決断で明日早朝の他便で帰国することに。ほかのメンバーは、予定通りの便のまま航空会社の判断に委ねました。

11月17日

午前5時半頃。財団委員長夫妻は空港へ。その後8時半発の飛行機は、無事飛び立ち予定通り関西空港まで運びました。そして残り3名は10時半ごろに空港着。そのころも雨も風もなくて、難なくチェックイン後,2時にはマニラを離陸し関西空港に午後7時ごろ到着しました。副会長もほぼ復調し、なんとか無事に今回のフィリピン訪問を終えることとなりました。フィリピンでは毎年台風による被害に悩まされています。災害後のケアをはじめ災害対策に今後少しでも役立てればと感じました。

今年でRCMCとの交流が始まり36年になりました。これまで交流を続けられるのも先輩方のお陰だと感じ入ります。