• 国際ロータリー第2660地区 大阪イブニングロータリークラブ

テーマ:人類に奉仕するロータリー
サブテーマ:都市における大規模災害に備えて

本年度の国際ロータリー第2660地区IM第8組のロータリーデー(2017年4月22日、天王寺都ホテル)は、都市災害などの第一人者の河田惠昭氏をお迎えしてご講演いただきました。

今、わが国で起きている大規模災害に対して我々は何をすれば良いのかと問われて、即座に答えがお分かりになる方は少ないのではと思います。起きる前の準備はどうするべきなのでしょうか。また、東南海地震などはいつ起きても不思議ではないと言われ、それによる津波は最大10メートルを超す予測です。

一度起きれば大阪の経済がストップしてしまいます。家族や従業員の方々、また住居地の近隣の方々などに対して、いかに減災・防災の対応について享受できるか考えてみることが大切です。

この講演に先立ちまして、各RCには河田氏の著書「これからの防災・減災がわかる本」を配布させていただきました。この本は、家で・学校で・外出先で、もし災害にあったら? 年々、大災害が増加し、被害も拡大しています。いつどこで災害に遭っても命と財産を守れる「減災」社会に変えていくにはどうしたらよいか。災害のメカニズムを知り、適切な危機管理能力を身につけ、みなさんが自分で考えて行動できるようになるための一冊です。

わが国の長期的な災害発生の傾向は、

  1. 地球温暖化による風水害の激化傾向。台風の大型化・総雨量の増加・集中豪雨・ゲリラ豪雨の頻発。
  2. 高潮の脅威の増加。海面上昇の継続・既存防災施設の機能不足・人工島の地盤沈下。
  3. 2100年頃まで続く地震・火山噴火活動の活発化。南海トラフ地震・首都直下地震の発生・地方での活断層地震の頻発・富士山をはじめ活火山の噴火危険の継続。

等々があるそうです。

ロータリアン一人ひとりが、これらのことを真剣に考え、都市における大規模災害に備えるとても素晴らしい機会になったことと思います。
皆様のご参加、ありがとうございました。