日 時:2006年5月18日(木)10:30頃より約1時間
場 所:平野川分水路「片一橋」付近
参加者:会長、幹事、社会奉仕委員長 他
大阪市環境局が、市内河川における汚濁の程度を調査するため、近鉄今里駅近くの平野川分水路「片一橋」付近で、「魚類生息状況調査」が行いました。川の水は汚く濁り、30センチ中は全く見えない状態で、ミドリガメが時々空気を吸うため水面に顔を出すくらいで、まさか魚が生息しているとは、とても思えませんでした。
10時30分頃、大阪市の河川調査船が近づき、乗船してこられた約10名の調査員が船の上からと岸から投網を打ち、魚を取られるのを、我々は橋の上から見学するのです。合計約50回投網を打たれた結果、モツゴ6尾、オイカワ4尾、ボラ8尾、フナ2尾かかってきました。フナの1尾は体長38.2センチ、体重1,810グラムもある大ブナでした。
生野区役所の方々は区民への公開のため、大ブナを区役所に持ち帰りたいと大きなたらいを遠くまで取りに行かれましたが、元気に飼育する自信がないと断念され大ブナを川へ戻しました。区民に公開すれば、平野川に対する区民の見方が変わってくるに違いありません。
今回、平野川では初めての水質調査が行われたのですが、水質は思っていたほどには悪くなく、今後浄化の可能性が十分残っていることが分り、たいへん有意義な見学会であったと思いました。