日 時:2003年5月25日(日)
場 所:大阪市中央児童相談所
参加者:会員7名
児童相談所への寄付午前中の楠市に参加の後、平野区喜連西にある大阪市中央児童相談所を訪問、当相談所一時保護所所長の出迎えを受けた。当クラブから児童の健全な生育に役立つ遊具代として10万円を寄贈し、それによって購入された遊具の写真を受け取った。また、会員から寄贈されたお菓子、並びに文房具の一部を子供達のために利用して頂くこととした。
児童相談所には、家庭的な事情から父母と生活を共に出来ない子供、並びに非行が原因で保護されている2歳から18歳までの幼児、児童が現在40名ほど一時的に保護されている。この施設は一時保護施設のため長くても3週間ぐらいの在所で有るが、ほぼ毎日のように幼児・児童がここに連れてこられるということである。その主な理由は、貧困、親の負債等によるもの、父母の病気、入院などによるもの、親からの虐待によるもの等理由は様々であるが、近年は児童虐待によって保護されてくる子供達が多いことなど、日頃の我々には新聞の社会面でしか見ることのない悲惨な状態に置かれた子供達も居るなどの説明を受けた。
また、職員は24時間体制での勤務であり、一人の職員が担当する子供の数が多く、まだまだ福祉施策が十分でないことも実感した。 所長の施設についての説明の後、施設内を見学させて貰った。そこで出会った子供達はどの子供達も明るく人懐っこく、この子達の背景に恵まれない過去や不幸な背景があるようには思えないほどであった。次代を担う全ての子供達が、心身共に健康で、良い環境の中で生育できるよう願いながら、3時過ぎには見学を終え、解散した。